FP3級試験
2023年1月 第7問
問7
次の<設例>(2023年1月 問7~9まで共通)に基づいて、下記の各問に答えなさい。
仮に、X社がAさんに役員退職金5,000万円を支給した場合、Aさんが受け取る役員退職金に係る退職所得の金額として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、Aさんの役員在任期間(勤続年数)を35年とし、これ以外に退職手当等の収入はなく、障害者になったことが退職の直接の原因ではないものとする。
1,575万円 | |
1,850万円 | |
3,150万円 |
(FP試験 2023年1月 第7問 実技/保険顧客資産相談業務/各種所得の内容)
解説
(1)1,575万円
【退職所得の計算式】
退職所得=(退職収入-退職所得控除)×1/2
退職所得控除額は、勤続年数が20年以下の期間は1年当たり40万円(最低80万円)、20年を超える期間は1年当たり70万円。
つまり、退職所得控除額=800万円(勤続20年分)+(70万円×(35-20))=1,850万円となります。
したがって、
退職所得=(5,000万円-1,850万円)×1/2=1,575万円。
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