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  • FP3級試験
    2023年9月 第7問


    問7

    次の<設例>(2023年9月 問7~9まで共通)に基づいて、下記の各問に答えなさい。

    仮に、X社がAさんに役員退職金5,000万円を支給した場合、Aさんが受け取る役員退職金に係る退職所得の金額として、次のうち最も適切なものはどれか。なお、Aさんの役員在任期間(勤続年数)を30年とし、これ以外に退職手当等の収入はなく、障害者になったことが退職の直接の原因ではないものとする。

  • 1,750万円
  • 3,500万円
  • 3,800万円


    (FP試験 2023年9月 第7問 実技/保険顧客資産相談業務/各種所得の内容)

    解説

    (1)1,750万円

    退職所得は「退職所得 = (収入 ー 退職所得控除額) × 1/2」で計算されます。

    【収入】
    役員退職金 5,000万円

    【退職所得控除額】
    勤続年数が20年を超える場合、退職所得控除額は「800万円+70万円×(勤続年数-20年)」の式で計算されます。
    退職所得控除額=800万円+70万円×(30-20)=1,500万円

    したがって、退職所得=(5,000万円-1,500万円)×1/2=1,750万円


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