FP3級試験
2023年9月 第5問
問5
住宅ローンの一部繰上げ返済では、返済期間を変更せずに毎月の返済額を減額する返済額軽減型よりも、毎月の返済額を変更せずに返済期間を短くする期間短縮型のほうが、他の条件が同一である場合、通常、総返済額は少なくなる。
正しい | |
誤り | |
(FP試験 2023年9月 第5問 学科/ライフプランニング/ライフプラン策定上の資金計画)
解説
(1)正しい
住宅ローンの繰り上げ返済では、返済期間を変更せずに毎月の返済額を減額する返済額軽減型と、毎月の返済額を変更せずに返済期間を短くする期間短縮型の2つの方法があります。
返済額軽減型では、繰り上げ返済した金額は、毎月の返済額を減額するために充てられます。
そのため、返済総額は、繰り上げ返済をしない場合に比べて、多少減額されますが、返済期間は変わりません。
一方、期間短縮型では、繰り上げ返済した金額は、元金の一部を返済するために充てられます。
そのため、返済総額は、繰り上げ返済をしない場合に比べて、大幅に減額されます。また、返済期間も短くなります。
他の条件が同一である場合、期間短縮型のほうが、総返済額は少なくなります。
返済期間が短くなるほど、利息の支払いが少なくなるためです。
たとえば、借入金額300万円、金利1%で35年ローンの場合、返済額軽減型で50万円の繰り上げ返済をした場合、総返済額は589万円となります。
一方、期間短縮型で50万円の繰り上げ返済をした場合、総返済額は571万円となります。
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