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  • FP3級試験
    2023年1月 第44問


    問44

    異なる2資産からなるポートフォリオにおいて、2資産間の相関係数が(   )である場合、分散投資によるリスクの低減効果は得られない。

  • +1
  • 0
  • -1


    (FP試験 2023年1月 第44問 学科/金融資産運用/ポートフォリオ運用)

    解説

    (1)+1

    相関係数は、分散投資を考える際に利用されます。相関係数を利用すると、どの資産を組み合わせればリスクの軽減につながるかがわかります。たとえば、株式と債券は逆の値動きをする代表的な組み合わせです。

    相関係数が1となると「正の完全相関」と呼ばれ、2つの証券は全く同じ動きをします。
    そのため、相関係数が1のときは、ポートフォリオのリスク低減効果は無くなります。相関係数が1の場合はポートフォリオ効果(分散投資によるリスク軽減効果)は得られず、相関係数が1未満になると、ポートフォリオ効果が得られるようになるということです。


    ポートフォリオ理論における相関係数とは、2つの資産の値動きの関連性を表す統計値です。
    相関係数は-1から1までの数値で表され、プラスに大きければ同じ方向への関連性が強く、マイナスに大きければ逆方向への関連性が強いことを意味します。ゼロはまったく関連性が無い、互いに影響を与えない存在ということになります。