FP3級試験
2023年5月 第8問
問8
次の<設例>(2023年5月 問7~9まで共通)に基づいて、下記の各問に答えなさい。
Mさんは、<資料1>の長期平準定期保険について説明した。MさんのAさんに対する説明として、次のうち最も適切なものはどれか。
「当該生命保険の単純返戻率(解約返戻金額÷払込保険料累計額)は、保険期間の経過に伴って徐々に上昇し、保険期間満了時にピークを迎えます」 | |
「X社が当該生命保険をAさんが65歳のときに解約した場合、解約時点における払込保険料累計額と解約返戻金額との差額を雑損失として経理処理をします」 | |
「契約者貸付制度を利用することにより、当該生命保険を解約することなく、資金を調達することができます。ただし、契約者貸付金には、保険会社所定の利息が発生します」 |
(FP試験 2023年5月 第8問 実技/保険顧客資産相談業務/生命保険)
解説
(3)「契約者貸付制度を利用することにより、当該生命保険を解約することなく、資金を調達することができます。ただし、契約者貸付金には、保険会社所定の利息が発生します」
(1)不適切。
長期平準定期保険の単純返戻率は、保険期間の途中でピークを迎えた後低下し、保険期間満了時には0になります。
(2)不適切。
保険契約を解約した場合、解約時点における資産計上額と解約返戻金額との差額を、雑収入または雑損失として経理処理します。
ちなみに、<設例>の長期平準定期保険は、解約返戻金の額が資産計上額よりも多いため、2,500万円を雑収入として計上します。
(3)適切。
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