FP3級試験
2023年5月 第11問
問11
全国企業短期経済観測調査(日銀短観)は、企業間で取引される財に関する価格の変動を測定した統計である。
正しい | |
誤り | |
(FP試験 2023年5月 第11問 学科/金融資産運用/マーケット環境の理解)
解説
(2)誤り
全国企業短期経済観測調査(日銀短観)は、日本銀行が四半期ごとに実施する統計調査です。調査対象は、資本金2千万円以上の民間企業(金融機関を除く)で、全国約1万社にアンケートを実施しています。
日銀短観では、企業の業況や経済環境の現状・先行きに関する判断(判断項目)や、売上高や収益、設備投資額といった事業計画の実績・予測値など、企業活動全般にわたる項目について調査しています。
このうち、企業の物価見通しに関する項目では、企業が自社の製品やサービスの価格を今後どのように見通しているのかについて調査しています。しかし、この項目は、企業間で取引される財に関する価格の変動を直接的に測定しているわけではありません。
企業間の価格変動を直接的に測定する統計としては、卸売物価指数や消費者物価指数などがあります。
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