FP3級試験
2023年9月 第4問
問4
国民年金基金の加入員は、所定の事由により加入員資格を喪失する場合を除き、加入している国民年金基金から自己都合で任意に脱退することはできない。
正しい | |
誤り | |
(FP試験 2023年9月 第4問 学科/ライフプランニング/企業年金・個人年金等)
解説
(1)正しい
国民年金基金は、任意加入であり、加入は自由です。
しかし、加入後の脱退は、国民年金基金法により制限されています。
国民年金基金法第29条第1項によれば、加入員は次のいずれかに該当する場合を除き、加入している国民年金基金から任意に脱退することができません。
・国民年金の第1号被保険者でなくなったとき
・60歳になったとき(国民年金に任意加入されている場合)
・死亡したとき
したがって、国民年金基金の加入員は、上記の事由に該当しない限り自己都合で任意に脱退することはできません。
具体的には、次の例が考えられます。
・国民年金基金に加入している会社員が、退職して自営業者になった場合
・国民年金基金に加入している自営業者が、厚生年金保険の被保険者になった場合
これらの者は、国民年金の第1号被保険者でなくなるため、国民年金基金から任意に脱退することができます。
なお、国民年金基金から脱退した場合、年金額が減額される場合があります。
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