FP3級試験
2024年5月 第50問

解答

問50

年末調整の対象となる給与所得者のうち、（　　　）は、所得税の確定申告をする必要がある。

（FP試験 2024年5月 第50問 学科/タックスプランニング/所得税の申告と納付）

解説

(1)給与収入が1,000万円を超える人
　これは年末調整の対象外になるケースです。対象外＝確定申告が必要、と思いたくなりますが、問題文は「対象となる給与所得者のうち」と条件付きです。よってここは不正解。

(2)初めて住宅借入金等特別控除（住宅ローン控除）を受ける人
　初年度だけは確定申告が必要です。2年目以降は年末調整で控除可能になります。これが正解。

(3)生命保険料控除を受けたい人
　これは通常の年末調整で控除を受けられるので、確定申告は不要。

【用語の解説】
年末調整 ：会社が従業員の所得税を年末に精算してくれる制度。多くのサラリーマンはこれで完結。
確定申告 ：自分で1年間の所得と税金を精算する手続き。年末調整で処理できない人が対象。
住宅借入金等特別控除（住宅ローン控除） ：住宅ローンを組んだ人の税負担を軽減する制度。初年度だけ確定申告が必要。