FP3級試験
2023年1月 第15問

解答

問15

次の＜設例＞（2023年1月 問13~15まで共通）に基づいて、下記の各問に答えなさい。

Aさんの相続に係る課税遺産総額（課税価格の合計額－遺産に係る基礎控除額）が2億2,000万円であった場合の相続税の総額は、次のうちどれか。

（FP試験 2023年1月 第15問 実技/保険顧客資産相談業務/相続と税金）

解説

法定相続分は、妻Ｂさんが１/２、長女Ｃさんと配偶者Ｄさんがそれぞれ１/４。

妻Ｂさんの法定相続分
２億2,000万円×１/２＝１億1,000万円

長女Ｃさんと配偶者Ｄさんの法定相続分
２億2,000万円×１/４＝5,500万円

速算表から、妻Ｂさんの法定相続分対応する相続税額
１億1,000万円×40％－1,700万円＝2,700万円

速算表から、長女Ｃさんと配偶者Ｄの法定相続分対応する相続税額
5,500万円×30％－700万円＝950万円

相続税の総額は、
2,700万円＋950万円＋950万円＝4,600万円

【相続人別の法定相続分】
配偶者のみ：配偶者１００％
配偶者と子：配偶者２分の1、子（全員で）２分の１
配偶者と父母：配偶者３分の２、父母（全員で）３分の１
配偶者と兄弟姉妹：配偶者４分の３、兄弟姉妹（全員で）４分の１