FP3級試験
2023年5月 第39問
不正解
2023年5月度過去問
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解答
問39
民法および失火の責任に関する法律(失火責任法)において、借家人が軽過失によって火事を起こし、借家と隣家を焼失させた場合、借家の家主に対して損害賠償責任を( ① )。また、隣家の所有者に対して損害賠償責任を( ② )。
① 負わない ② 負う | |
① 負う ② 負う ←あなたの解答 | |
① 負う ② 負わない ←正解! |
(FP試験 2023年5月 第39問 学科/リスク管理/損害保険)
解説
(3)① 負う ② 負わない
借家人は、賃借物(借家)を善良な管理者の注意をもって保管する義務を負っています。軽過失による失火は、この義務違反に該当するため、借家人は借家の家主に対して損害賠償責任を負うことになります。
一方、隣家に対しては、失火責任法が適用されます。失火責任法では、失火によって他人の財産を焼失させた者は、故意または重大な過失がない限り、損害賠償責任を負わないものとされています。軽過失は、重大な過失には該当しないため、借家人は隣家に対して損害賠償責任を負わないことになります。
借家人が重大な過失によって火事を起こした場合は、借家の家主と隣家に対して、いずれも損害賠償責任を負うことになります。
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