FP3級試験
2023年5月 第17問

解答

問17

退職手当等の支払を受ける個人がその支払を受ける時までに「退職所得の受給に関する申告書」を提出した場合、その支払われる退職手当等の金額に20.42％の税率を乗じた金額に相当する所得税および復興特別所得税が源泉徴収される。

（FP試験 2023年5月 第17問 学科/タックスプランニング/各種所得の内容）

解説

「退職所得の受給に関する申告書」を提出することで、退職手当等の金額に応じた所得税および復興特別所得税が源泉徴収されることになります。

退職手当等の金額に20.42％の税率を乗じた金額に相当する所得税および復興特別所得税が源泉徴収されるというのは、退職手当等の支払を受ける個人がその支払を受ける時までに「退職所得の受給に関する申告書」を提出しなかった場合となります。

「退職所得の受給に関する申告書」とは、会社を退職して退職金を受け取る時に、退職前に勤務先に提出する申告書。 「退職所得の受給に関する申告書」を提出していないと、退職所得控除が適用されず納税額が高くなる。 ただし、提出していない場合でも確定申告すれば税金を取り戻せる。